この記事では、NovelAIでイラストの画風や絵柄を変える方法について、まとめています。

単純にイラストを生成すると、いつも同じような絵柄ばかりで飽き飽きしている…なんてこと、ありませんか?

流行りの絵柄、AIっぽい絵柄ではなく、異なる絵柄や画風、アート調に変えたいという場面はかなりあるハズ。

この記事では、画風・絵柄を変えるキーワードを30種類以上に渡って、サンプル画像アリでまとめました。

ご参考くださいませ。

通常時

特に画風を指定していない、デフォルトの状態がこちらです。

今回は、この構図・このキャラクターで、絵柄だけを変えていってみます。

sketch【スケッチ】

スケッチ風、ラフ画風です。

イラストの絵柄自体は変えず、もっとラフっぽい感じを出したい場合はこちら。

watercolor【水彩画風】

水彩画風です。

手っ取り早く画風と雰囲気が大きく変わります。

thick outline【太いアウトライン】

太い線画にしたい場合はこれ。

{thick outline}というように、{}で囲むと、より線が太く強調された絵が出力されます。

が、このキーワードを使うと、キャラの体型が太くなる(thickになる)ので要注意。

black outline【黒いアウトライン】

線画やアウトラインを黒く強調したい場合はこれ。

thick outlineと組み合わせると、よりトゥーンっぽくなります。

流行りの路線に飽きたら役立つ。

bold outline【太いアウトライン】

太い線画・アウトラインにする。

これらのoutline系は、なぜだか背景がシンプルになってしまうので、背景込みでのイラスト生成には少し不向きです。

realistic【リアル系】

リアル路線。

急に3Dチックになりました。

hyperrealistic【超リアル系】

さらに強調したリアルチックな画風に。

photorealistic【写実的リアル系】

こちらもリアル調。

正直、この3つの違いはあまりないのが実情です。

リアルな画風…といいつつも、目は実在の人間より大きく描写されるので、時々不気味の谷に陥りそうな気も…

70s amime【70年代アニメ風】

70年代アニメ風にもできます。

(実際に70年代の画質かどうかは、AIのみぞ知る…)

80s anime【80年代アニメ風】

80年代アニメ。

90s anime【90年代アニメ風】

90年代アニメも。

2000年代移行のキーワードも指定してみましたが、デフォルトの絵柄とあまり代わり映えがしなかったので、省略しています。

american comic style【アメコミ風】

アメコミ風。

アメコミと言っても色々幅があると思いますが、どことなくそれっぽくはなります。

ukiyo-e【浮世絵風】

浮世絵風…というか、和風っぽい絵柄に。

単純に生成すると、和風の被り物もついてくるので、これが邪魔なら、プロンプトで調整しましょう。

impression【印象派風】

印象派風。

水彩画っぽい雰囲気ですが、もう少し絵画よりですかね。

art nouveau【アール・ヌーヴォー】

アール・ヌーヴォー風。

これもまた、服装がアール・ヌーヴォーに引っ張られるので、プロンプトで調整しましょう。

cel shading【セル画】

セルシェーディング風。

cartoon【マンガ風】

カートゥーン風。

目が大きくなり、ポップな印象になりやすい。

anime screencap【アニメのキャプ画】

アニメのキャプ画風イラスト。

デジタルになる前の、アナログ放送の頃のキャプ画っぽい画質になります。

retro artstyle【レトロアート】

レトロ風。

ヴェイパーウェイブあたりで使えそう。

lineart【ラインアート】

ラインアート風。

序盤で紹介したoutline系に似てますが、両者の組み合わせたり使い分けしたりして、好みの絵柄を生成しましょう。

colored pencil (medium)【色鉛筆】

ここからは使うペン・筆の指定キーワードです。

色鉛筆風がこちら。

だいぶカラフルになりました。

なぜかキーワード後半に(medium)と入れないと上手く認識しないことがあるので、とりあえず入れておきましょう。

ink (medium)【インク】

インクで描いた感じのイラスト。

marker (medium)【マーカー】

マーカーで描いた感じのイラスト。

なぜか、画面がキャンパスっぽくなったり、マーカーそのものがイラストの上に乗っかってきたりします。

(アナログで描いた絵などで、使ったペンを絵の上において撮影したりすることがよくありますが、たぶんそのイラストの影響を受けているものと思われる)

acrylic【アクリル絵の具】

アクリル絵の具で描いた風。

abstract【抽象的】

アブストラクト(抽象的)な画風になります。

キャラの画風というよりは、イラスト全体が抽象的になるので、これはこれで面白いかも。

big eyes【大きな目の絵柄】

番外編ですが、「big eyes」というキーワードで目を大きくするだけでも、全体の絵柄が結構変わります。

最近早いの絵柄は目が小さめですからね、これを入れるだけでも、差別化ができていいかも。

Scaleを小さくする

キーワードではないですが、画風をもっと調整する方法があります。

NovelAIのサイドバーの「Scale」という項目の数値を変更すると、AIが生成する絵柄が変わります。

デフォルト値は「11」に設定されており、「1〜50」までの間で数値を指定できます。

このScaleという値、少し分かりづらいですが、「AIがどこまでキーワードを重視してイラストを生成するか」というのを指定するパラメータになるようです。

  • Scaleを小さくすると:AIが自由に生成するようになる (淡い絵柄になりやすい)
  • Scaleを大きくすると:AIより厳格にキーワードを守るようになる (濃淡ハッキリした絵柄になりやすい)

とりあえず実践、デフォルトの状態でScaleを「5」に設定したものがこちらです。

デフォルトの11よりも、淡い雰囲気になったと思います。

試しにScaleを「1」に設定してみるとこんな感じ。

これはこれで味があります。

が、線がふにゃふにゃになったり、顔がおかしくなったりするので、ある程度数値はバランスを取ったほうがいいですね。

Scaleを大きくする

逆に、Scaleを大きく、「30」に設定してみるとこんな感じに。

線がはっきりして、色合いもかなりクッキリしたと思います。

数値を大きくすると、今度は彩度が高すぎる感じなるので、ここでもやはりバランス大事です。

個人的には「5〜25」の間で小さく調整してあげるのが、バランスの良い絵柄が生成されるので、オススメです。

Hyperrealistic + Scale最大

オマケですが、「hyperrealistic」をScale「50」で生成すると、かなりリアル寄りな3Dイラスト風イラストが生成されました。

これはこれで、状況によっては使えるかもしれません。

まとめ

以上、NovelAIで画風・絵柄を変えるキーワード一覧でした。

これだけあれば、かなり画風を自由にコントロールできそうです。

上記には含めませんでしたが「作品名」を指定することで、その絵柄に近づけることも可能です。

ただし、服装や髪型がその作品の登場キャラに寄ったものが生成されてしまうので、特定の作品の画風に近づけたい場合は、色々なキーワードを追加するなど、調整が必要そうです。

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